シャスイ氏は2012年にシャスイ財団を設立され、彼のワインコレクションは芸術作品と同じ『コレクション』として国に承認されようとしています。フランスでは“金持ち税”という富裕層に特別に課される税金があるのですが、芸術作品の『コレクション』には“金持ち税”はかかりません。フツーのワインを自宅のカーブにいくら何千本もっていても税金はかかりませんが、シャスイ氏のカーブにある4万本を超えるワインは1本1本それぞれが何十万、何百万円もするようなものばかり。宝石のような珠玉のワインたち。しかもそれらは飲まれて消費されることはありません。またワインは人の長年の技術と経験によるアートのように手創られるもの。これらワインは十分『コレクション』として認められてしかるものという信条のもと国に働きかけ、また国も動き始めています。彼は自分の死後、彼の唯一無二のワインコレクションが売られたり散逸することのないようにと、人類の遺産として守られるようにと願って財団を作られました。ワインを文化遺産と見做すこのシャスイ氏のワインの価値の見い出し方が、遡ること54年前の1960年の当時、フランスでも、世界でも最初の見方なのです。ロシア人や中国人の方々の熱意もさることながら、昨今稀なるワインの経済的価値が年々認められて、フランスワインの値段はうなぎ上りであることは周知の事実。特別に秀でたワインは別として、実は本国では1970年以前まではワインは単なる消費される飲み物としか評価されていませんでした。ところが海外でもワインが各地で製造されるにつれ、国内外から本場フランスワインの評価が高まり、その希少価値がワイン蒐集家の標的となり、それに目をつけたコレクター、投機家、愛好家によるフランスでの買いが始まり、年々ワインの値の急騰が始まり、しかもワインは日々消費されますから、年々本数は少なくなるばかり。手に入らなくなることは目に見えている。このままでは最高に素晴らしい年代ものの希少価値ワインは消滅してしまう。今のうちに蒐集して守らなくては。そこにシャッスイ氏は誰よりも早く目を付けられたのです。そこが彼の天才的とも云える先見の明をもった目の付けどころでした。こうして今日、世界から注目を浴び、興味の的となり絶賛されることに至っているコレクションが生まれました。生きながらにして伝説の人となりつつあるシャスイ氏。彼の存在はワイン業界で注目されるだけでなく、今では世界中のワイン愛好家が彼の賛同者となり熱い視線を投げかけています。

フランスの国営放送 FR3 : モナコのアルベール2世大公がプライベートジェットでシャッスイ氏をご訪問になりました。

モナコのプリンス アルベール2世大公と彼の自宅で